債務整理をするにあたって以下のような”費用面”での不安を抱える方は多くいらっしゃいます。
・費用が払えるか不安
・費用を分割して払う事はできるのか
・費用が思っていたよりも高かったらどうしよう…
借金の返済で困っている中、費用を用意できないと思われる方は多いかも知れませんが債務整理をする司法書士事務所の多くは以下のような対応を行っております。
・債務整理費用の分割払い
・債務整理費用の後払い
そのため今すぐに債務整理の費用が用意できなくてもできる事は多くあります。
また債務整理を依頼する際、司法書士の”成功報酬”や”着手金”など全体でいくらかかるのか・どの程度の費用が必要なのかというのを今回は詳しく解説します。
任意整理にかかる費用
任意整理にかかる費用は以下3つです。
・着手金…債務整理を依頼した際に発生する費用
・基本報酬…業者との交渉・書類作成などにかかる費用※基本報酬の無い事務所もあります。
・減額報酬…借金の減額に応じて発生する費用
任意整理費用の相場
司法書士や弁護士が債務者(借り主)と債権者(融資者)の間に入り、以降の返済を返済可能な額に減額等してもらえるよう交渉する方法です。
事務所によって差はありますが名古屋市の平均相場は以下の通りです。
着手金
・弁護士…約3〜5万円
・司法書士…無し(※各事務所によります)
基本報酬
・弁護士…約2万円/件
・司法書士…約2万/件
減額報酬
・弁護士…約10%前後
・司法書士…無し(※各事務所によります)
費用例
例)4社からの借金で30万円の減額できた場合
着手金3万円+基本報酬8万円+減額報酬3万円=計14万円
事務所によって金額は異なりますが基本的な費用の計算式は以下の通りです。
着手金+基本報酬+減額報酬=費用
個人再生の相場
裁判所に申し立てをして借金の総額を5分の1程度にまで減額できる手続きが個人再生です。
事務所によって差はありますが名古屋市の平均相場は以下の通りです。
印紙代
1万円
官報広告費用
1.2万円程度
予納郵券
千円程度
再生委員
15万円~20万円
自己破産の相場
裁判所に申し立てを行うことで借金を0にする(免除する)方法で、相場は以下の通りです。
着手金
20~30万円程度
報酬金
20万円程度
裁判所への実費
3万円~50万円程度(同時廃止か管財事件かにより異なる)
特定調停の相場
裁判所の調停委員に間に入ってもらう方法。
弁護士費用はかかりませんが、必要書類を自分で揃えるのは大変。
また苦労しても、和解が成立しないケースが多くなっています。
申し立て費用
1社につき500円程度
手続き費用
1,500円程度
債務整理の費用について考える上で大切なポイント
債務整理費用は決して安いとは言えないため、少しでも費用は安く済ませたいという方は多くいらっしゃるでしょう。
ですが債務整理において重要なのは債務者の状況・条件に沿った手続きを選んでくれるかどうかです。
そこに重点を置いて費用と相対して決めることが重要です。
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