コラム

過払い金請求は本当した方がいいのか。示談・裁判それぞれのメリットとデメリット

過払い金請求は本当した方がいいのか。示談・裁判それぞれのメリットとデメリット

先に結論を述べますと、過払い金請求は行った方がいいです。

たしかに想像より少ない金額しか返還されなかったり、弁護士費用が予定よりかかったりするケースはありますが、そもそも請求しなければもらえることのないお金からの出費ですので請求したからと言って損をすることはないといえます。
そのほかのデメリットとしてよくあげられるのが

ブラックリストに登録されてしまうことがある。

これはケースによっては可能性があるので本当です。登録される可能性があるのは、過払い金請求後も借金が残ってしまう場合です。
ただし、ブラックリストに載ったことは、家族含め他者に漏れることはありませんし、あくまでキャッシング会社間での貸し倒れが発生するのを防ぐためのものです。
そして、最低でも借金が減るのは事実であり、過払い金があったために払いきれずに延滞等することになるよりも、5~10年間だけクレジットカード等の利用を控えることを選んだ方が経済的にも精神的にも負担は軽いのではないでしょうか。
また完済済みの場合においては、過払い金請求をしたことによりブラックリストに載ることはないのでご安心くださいね。

手続きが面倒で費用がかかる

確かにご自分で請求を行った場合はそうなることが多いといえるでしょう。
法律や債務整理などの知識がゼロの状態から、プロの貸金会社を相手に交渉を行わなければならないのでひとつひとつの物事を進めていくにあたって相当の労力が必要とされ、無駄な費用も発生してしまうかもしれません。

しかしこれらはプロに任せさえすればすべて解決されます。確かにプロに頼むと確実に費用がかかってしまうことが最大のデメリットともなりますが、費用は返還額の何割と設定されていることがほとんどのため返還請求したことによって余計な出費がでることはまずありません。

裁判になると期間がかかる

過払い金の請求方法として「示談」と「裁判」があげられます。
大まかな特徴として「示談」では比較的スピーディーに話が進むため早くお金を手にすることができます。しかし詰めて話をすればもらえるはずの額も含めて総額の50~80パーセントほどしか戻ってこない可能性が高いです。

一方「裁判」では期間が長くかかる代わりに返還されるべき過払い金にプラスしてその過払い金にかけられるべき利息も戻ってくることがあります。この利息分をもらうには、「貸金業者が悪意のもと、返還すべき過払い金を消費者に返還せず自社の利益にしていた」ことを裁判で証明する必要があります。

また期間の目安としては「示談」については4~6か月「裁判」については6か月~1年ほどかかります。じっくり詰めても1年以内には返還されますが、少ない額でもいいから手っ取り早くお金を手元に入れたい場合や借金の減額をしたい場合は遅くても半年以内にはすべての手続きが終了します。
双方のメリットデメリットを理解して担当者と相談のうえ請求を進めていきましょう。

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